
もたない暮らしのススメ⑦「片づけの本当の目的」
片づけは、心と空間を整える“新しい養生” ―― 片づけの歴史とこれから ―― 片づけの歴史をたどると、その時代ごとの価値観が見えてきます。 かつて、片づけは家事の一環であり、主に女性の仕事とされていました。 高度経済成長期には、多くの物を持つことが豊かさの象徴となり、「収納の工夫」や「便利グッズ」がもてはや...
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片づけは、心と空間を整える“新しい養生” ―― 片づけの歴史とこれから ―― 片づけの歴史をたどると、その時代ごとの価値観が見えてきます。 かつて、片づけは家事の一環であり、主に女性の仕事とされていました。 高度経済成長期には、多くの物を持つことが豊かさの象徴となり、「収納の工夫」や「便利グッズ」がもてはや...
収納の工夫より、「量を減らす」ほうが近道 ―― シンプルで整った暮らしのつくり方 ―― 片づけの相談を受けていると、「収納が苦手で…」「どんなグッズを使えばいいですか?」という質問をよく耳にします。 確かに、収納グッズは便利です。ファイルボックスは書類だけでなく、食品や洗剤の整理にも使えます。コの字ラックを...
自分を大切にする片づけ ――心のテーマが見えた瞬間―― 片づけを進める中で、「自分のテーマが見えてきた」という方がいます。 Aさんもその一人。掃除は嫌いではないけれど、上手に片づけられず、いつもイライラしてしまう毎日でした。 次第に、「片づけられない自分はダメな人間だ」と感じてしまい、やる気を失っていたとい...
片づけて「頑張りすぎの自分」を卒業した話 ― 仕事はかどるお部屋になった! ― 在宅ワークをしながら3人の子育てに励むMさん。家に来る人からは「雰囲気がいいね」と言われるものの、本人としてはどこかしっくりこない違和感がありました。 「余計な物は捨てればいい」と聞いても、なぜか気持ちが晴れない。そんな思いから...
物を減らしたら、夫婦の関係まで整った話 ― 暮らしを整えると、心の距離も近くなる ― 「友人を家に呼べなかったのが、ずっと心残りで…」そう話すのは、40代のYさん。理想は「夫婦で仲良く、穏やかに暮らすこと」でした。 けれど、なんとなく散らかったリビングが気になり、「いつでも15分で片づく家」を目標に片づけを...
片づけで見えてくる「心の課題」 ― 物が教えてくれる、自分の本音 ― 「この鍋、もう使っていないのに捨てられない」そんな経験はありませんか? 40代のEさんは、お姉さんからもらった鍋をずっと手放せずにいました。気に入っていないのに、どうしても処分できない。その理由を掘り下げていくうちに、「いつも人の言う通り...
片づけが苦手だった私が気づいた「心と空間の関係」 インテリアコーディネーターとして働いていた頃、「素敵な空間をつくるのは得意」と思っていました。 けれど、長男が生まれてから、その自信はあっけなく崩れました。 日々、増えていくベビーグッズや服、タオル類。家の中はあっという間に物であふれ、気づけば部屋の壁4面す...